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安全運航について

安全こそが社業の基盤であるという考えから、海運業においてハード・ソフトの両面にわたり安全確保施策を施しています。

主要な安全確保策の全体像

ここでは、机上訓練、安全運航のための設備・機器、安全に関するKPI、海賊対策の推進、優秀な船員の確保の5点についてご紹介したいと思います。

1. 机上訓練

当社グループでは、事故発生時に適切な初動対応が取れるように年2回の机上訓練(テーブルトップドリル)を行っています。事故発生の日時、場所、船舶、事故状況、本船と本社での対応を具体的に想定し、緊急対策室が事故発生時に確実に機能するか確認することを目的としています。

2. 安全運航のための設備・機器

船舶には、多くの設備・機器が搭載されていますが、ほとんどが安全のためのものといっても過言ではありません。SOLAS(海上人名安全条約)やISMコードをはじめとする国際条約や規則などで搭載が義務付けられているもの以外にも、当社グループでは一層の安全確保のため以下のような設備・機器の搭載も行っています。

●油噴霧事故監視装置
機関室内は高圧下で燃料油や潤滑油が流動しており、そのパイプ等が損傷すると油 が霧状に噴出し、引火・爆発による火災事故につながります。この装置により、機関室内のオイルミスト濃度を常時監視し一定以上の濃度を検知した場合は警報を発し、事故予防が可能になります。
●電子海図システム
最新の航路・掃海情報を反映した海図を容易に入手できるシステムであり、レーダー上の船舶の位置とあわせて表示することで、船舶とその環境の情報をより正確に把握することができます。
3. 安全に関するKPI

KPI(Key Performance Indicator)とは、重要業績評価指標などと訳され企業目標達成に向けてのプロセスの実施状況を計測するために利用されている指標のひとつです。船舶の運航管理には、KPIは以前から多く導入されており、安全・保安・環境・品質について定量的な管理目標を設定し改善活動を推進しています。

例えば、安全についての最終目標は海難事故ゼロですが、KPIとして事故率(航海あたりの事故件数)を設定し、毎年の傾向を分析し予防策を講じて、事故率の低減に努めています。

4. 海賊対策の推進

2005年~2007年の全世界での海賊発生件数は、いずれの年も300件を下回っており2003年の445件に比較し沈静化しているように見えます。(国際海事局海事レポートより)しかし、昨今の海賊は重武装化しており、またテロリストによるものも発生しており、事態を軽視することはできません。地域別発生件数でみると、2007年には紅海・アデン湾などのアフリカ地域での発生件数が、マラッカ海峡などの東南アジア地域でのそれを超えています。

海賊の乗船を許してしまうとその対応は困難を極めるため、当社グループでは予防を重要なポイントとして考えています。キセノンライト(極めて強力な光源を持つライト)の搭載、危険海域での海賊予防センサーの設置、世界中で通信可能なインマルサット携帯電話の搭載、そして海賊対策手順書の整備を行うなどの海賊対策を行い、海賊被害の予防に努めています。

5. 優秀な船員の確保

当社グループの船舶管理会社であるイイノマリンサービス株式会社は、日本および諸外国の大学などと連携し、実習生の受け入れおよび奨学金制度を通じて、船員を志す若者の教育を支援するとともに、優秀な船員の確保に努めています。

日本では、国立大学法人東京海洋大学および同神戸大学と連携し、大学教育の一環として毎年数名の学生をインターンシップとして受け入れています。また、山口県下関市の独立行政法人水産大学校との交流を深めています。

諸外国では、韓国、フィリピン、ミャンマーの3カ国の教育機関と関係を強めています。

韓国の木浦海洋大学(Mokpo National Maritime University)から、毎年十数名の乗船実習生を当社管理船に受け入れ、韓国人船員教育に協力をしています。同時に、奨学金制度の導入を進めています。

フィリピンにおいては、Visayan Global College、University of CebuおよびMAAP(Maritime Academy of Asia and the Pacific)の大学生数十名を対象とした奨学制度を運用しています。

ミャンマーでは、MMU(Myanmar Maritime University)と提携し、数名の乗船実習生を受け入れるとともに、奨学金も支給しています。

 

当社グループにおいては、船舶管理会社であるイイノマリンサービス株式会社が、こうした安全運航の重責を担っております。同社は、オランダのグリーンアワード財団(※)より2004年10月に認証を受けグリーンアワード証書を日本の船舶管理会社としては初めて授与されました。原油タンカ-やケミカルタンカ-をはじめとするタンカ-の船舶管理においては業界内でも定評があり、今後もイイノマリンサ-ビス株式会社を中心として、グループ一体で、安全で高品質な輸送サ-ビスの提供を目指してまいります。

(※)グリーンアワード財団
1994年にオランダ運輸省とロッテルダム港湾局が設立した公益法人。国際船舶の安全運航と海洋汚染の防止を目的として運営されています。
 
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