代表取締役社長 大谷 祐介
皆様には平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社は1899年の創立以来、120余年の歴史の中でお客様との密接な繋がりを築き、海運業と不動産業の両輪事業(IINO MODEL)を展開し、独立系企業として発展してきました。
コロナ禍を経て、当社事業を取り巻く環境は様変わりしました。海運業では、ウクライナ情勢による世界の海上物流の変化、インフレによる船価の高騰、GHG排出量の抑制に向けた次世代船への投資、そして不動産業では、コロナウィルスによる人々の行動様式や価値観の変化など、刻々と変化する事業環境に適切に対応していくことが求められています。中期経営計画で掲げている当社グループのありたき姿である“IINO VISION for 2030”の実現に向けて、どのような状況下でも経済的価値と社会的価値の両方の創出を通して企業価値向上を目指していきたいと考えています。
当社は経営方針で安全の確保を社業の基盤と定めています。安全を確保した上で、グループ役職員が事業環境の変化への対応を自ら考え、行動に移すことが大切だと考えています。そのためにも多様な人材の確保・人材育成に加え、働きたくなる職場環境の整備を進め、会社と従業員が共に成長し、事業の持続的な発展を通してステークホルダーの皆様からの信頼を得ながら、社会へ貢献できる体制を推進していきます。
引き続き皆様のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長
大谷 祐介