安全への取り組み

安全運航について

 当社グループは安全こそが社業の基盤であるという考えから、海運業においてハード・ソフトの両面にわたり、安全を確保するための対策を実施しています。
ここでは、安全文化醸成、技術力向上、事故想定訓練の3点について、ご紹介します。

1.安全文化醸成(安全キャンペーン・安全研修)

船舶の安全運航においては、海上では①必要な機器の設置②有効な手順書の存在③訓練された乗組員の配乗等が必要とされるのに対し、陸上では①適正な支援体制の確立②手順書の適正な改定③本船及び社内外関係者間の円滑な連絡体制の確立等が必要とされます。

それらを実現するために、①手順書の遵守②本船の適正な運航とその支援③適正な時期の整備による機器の健全性維持④早期の連絡を怠らないといった安全意識など、海上・陸上の役職員による積極的な安全行動が不可欠であると考えています。

具体的には、対話による海上・陸上役職員の連携強化、乗組員のロイヤリティ向上及び安全意識の向上を目的とし、安全キャンペーンとして社長以下、マネジメント層による訪船活動を行っています。この訪船活動はマネジメント層にとっても、現場意見や課題を吸い上げる有効な機会として機能しています。

また、日本・韓国・フィリピン・ミャンマーにおいて年2回、休暇中の乗組員を対象とし、安全意識・安全行動を養うための安全研修を開催することにより、安全文化の更なる発展を目指しています。

2.技術力向上

高品質なサービスと安全の確保を提供する上で重要なカギを握る人材である海技者は、人命・環境・積荷・船体という4つの安全を確保するため、技術の高度化とダイバーシティへの適切な対応と配慮が求められます。当社グループでは、海技者を段階的かつ効率的に育成することを目的として、海上職位または陸上役職別に要求される能力や訓練項目を定め、適宜実施しています。機器メーカー主催の技術講習・資格講習・技能向上訓練・社内講習を通し、海技者が変わりゆく時代の要求と技術の進化に適応する知識・技術を習得することにより、船舶のより一層の安全運航を目指しています。

一方、海技者個人の知識・技術向上のみで安全を確保することは難しく、船上ではチームの総合力で安全を確保することが重要になります。

総合力を高める施策の一環として BRM(Bridge Resource Management)訓練※やERM(Engine-room Resource Management)訓練※を定期的に受講し安全運航へと結びつけています。

※船橋資源管理(Bridge Resource Management)及び機関室資源管理(Engine-room Resource Management)
船舶の安全で効率的な運航を達成するために、船橋(ブリッジ:B)及び機関室(エンジンルーム:E)において、利用可能なあらゆる資源(人・物・情報などのリソース:R)を有効に活用(マネジメント:M)するべきという考え方のこと。

3.事故想定訓練

当社グループでは安全運航を実現するため、種々の対応・対策を実施しています。
しかしながら、万一事故が発生してしまった際には、適切な初動対応をとることにより、環境や顧客に対する事故の影響を最小限に抑えることが最も重要です。当社グループでは、有事の際、迅速に適切な初動対応をとることができるよう、様々な状況の事故を具体的に想定した机上訓練(テーブルトップドリル)を年2回実施しています。本社の緊急対策本部のメンバーは海難事故初動対応マニュアルに従い訓練を行い、本船と緊急対策本部が事故発生時、確実に機能することを確認しています。また、机上訓練後には反省会を実施し、継続的な改善を行っています。

安全運航について
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