安全への取り組み

ビルの安全対策

 当社グループは東京都区内に保有しているオフィスビル6棟について、海運業で培った「予防保全」の考え方をビル管理に活かすことで事故、不具合を未然に防いでいます。テナント・来館者の皆様が快適で安心して利用できる空間をご提供できるよう安全の確保に努めています。
ここでは、安全確保のためのソフト面における取り組みとして、「館内警備システム」、「防火・防災管理体制の整備」および「BCPの策定」についてご紹介します。

1.館内警備システム

所有ビルの安全かつ快適な利用を目指した施設警備をグループ会社のイイノ・ビルテック㈱とともに行っています。ビル警備の形態は24時間警備員を常駐させる「常駐警備」と遠隔監視により異常を感知し警備員が出動する「機械警備」の二種類を導入しています。また、侵入センサー等の各種機器の設置、最新の防犯カメラ、警備ロボット(飯野ビルディング)などを導入し24時間体制でビルの安全を見守っています。

2.防火・防災管理体制の整備

主要賃貸ビルには複数の事業所が入居しています。火災・地震などの災害発生に備え防火・防災に関する協議会を組織し、消防総合訓練を年2回行っています。また、防火対象物点検・防災管理点検を実施し建物の安全確保に努めています。基幹ビルである飯野ビルディングは東京消防庁による優良防火対象物認定表示制度に基づく「優良防火対象物認定証」(通称:優マーク)(※)を取得しており、より安全なビルとして管理・運営されています。

※優良防火対象物認定表示制度

「継続的に消防法令を遵守している」、「法令基準以上の防火への取り組みを行っている」等、防火安全性の高い優良な防火対象物を東京消防庁が認定する制度のことです。消防署による書類整備等の形式検査と立ち入り検査の結果、飯野ビルディングは2018年に続き2021年にも優良防火対象物としての認定を受け、「優マーク」を表示できることになりました。

3.BCPの策定

当社グループは、大規模災害、事故、事件などの危機発生時において事業の継続と迅速な復旧を図るために、BCP(Business Continuity Plan;事業継続計画)を策定しています。災害発生時にはビル機能の迅速な復旧が不可欠であり、危機発生前からの周到な準備が極めて重要であると考え、大規模地震を想定した不動産BCP訓練を毎年実施しています。

安全運航について
ビルの安全対策