中期経営計画

中期経営計画

「Transformation for a Sustainable Future」

当社は本日開催の取締役会において、から開始する5年間のグループ中期経営計画 「Transformation for a Sustainable Future」 (以下「本計画」という)を決議いたしましたので、お知らせいたします。

に発表した前中期経営計画「The Adventure to Our Sustainable Future」 (計画期間:、以下「前計画」という) では、ポートフォリオ経営とカーボンニュートラルへの挑戦をテーマに、従来の海運業と不動産業を軸とする IINO MODEL を出発点としつつ、持続的な成長に向けた事業ポートフォリオ経営への挑戦に踏み出しました。その結果、前計画の数値目標を 3 年連続で達成するとともに、計画していた成長投資についても概ね予定通り実行しました。これらの取組みを通じて、事業ポートフォリオの安定性が向上し、当社グループの財務基盤は一段と強固なものとなりました。一方で、当社グループを取り巻く事業環境は、中東地域を中心とした地政学的な緊張により、エネルギー供給や物流への影響が顕在化する等不確実性が高まっています。また、資本市場からは、収益の安定性や資本効率の更なる向上を両立する経営への期待が、これまで以上に高まっています。こうした状況を踏まえ、短期的な課題対応に加え、構造変化や将来環境を長期的な視点で捉えた成長戦略の重要性が一層増大しています。

本計画は、こうした環境認識の下、2050年長期ビジョンおよび2035年中期ビジョンからバックキャストし、その実現に向けた最初の5年間の計画として策定いたしました。前計画がSustainable Futureに向けた「挑戦・冒険」であったのに対し、本計画では、Sustainable Futureを実現するために、資本効率と成長投資を両立する「変革」をテーマに掲げ、更に進化していくという意志を、「Transformation」という計画名に込めています。

本計画の重点戦略として、事業戦略、財務資本戦略および脱炭素化戦略の3つの戦略を軸に、諸施策を実行していきます。具体的には、前計画で強化された財務基盤のもと、5 年間で約 2,000 億円の投資を、主に成長・新規事業および主力事業へ配分し、事業ポートフォリオのリバランスを進めます。この成長投資の実行に当たっては、財務規律を守りつつ、保有不動産の価値も考慮した財務レバレッジの活用により、資本コストを上回る成長投資と資本効率の両立を目指します。加えて、この成長投資から創出される利益を原資に、配当性向 40%を基準とした配当の継続を基本としつつ、新たに下限配当の導入や、機動的な自己株式の取得を実施し、株主還元をより一層充実させていきます。

また、重点戦略を支える事業基盤戦略の取組みとして、人的資本経営の推進や、適切なガバナンス体制の深化等を進めていきます。その一環として、経営戦略の策定から実行、資本市場との対話までを一体的に強化するため、管理部門の組織体制を変更します。

本組織変更により、事業戦略および財務資本戦略と、資本市場との対話を有機的に結び付け、戦略の実効性と社内外へのメッセージの一貫性を高めていきます。

新中期経営計画 主な数値目標

財務数値目標(2030年度)
  • 事業コア利益
    利払前税引後利益
    225億円
  • ROIC
    利払前税引後利益÷投下資本
    5
  • ROE
    10
  • D/Eレシオ
    新リース会計適用後の数値
    1.31.8
非財務数値目標(2030年度)
  • 重大事故発生件数
    0

    当社グループ定めによる重大な事故
    (船舶、ビルおよび情報システム)

  • 海運業の温室効果ガス(GHG)
    削減率
    原単位/対20年
    2030年
    20
  • 前年度比で
    業務効率を改善した部門の割合
    100
  • エンゲージメントの向上
    総合スコアA
    70点以上