グリーン水素製造・利用設備を「飯野ビルディング」へ導入
カーボンニュートラル技術の社会実装とBCPへの活用により、都心高層複合ビルの付加価値向上へ![]()
2026年6月18日
飯野海運株式会社
高砂熱学工業株式会社
飯野海運株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷祐介、以下 飯野海運)と高砂熱学工業株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小島和人、以下 高砂熱学)は、飯野海運が所有・運営する飯野ビルディング(東京都千代田区)へグリーン水素※1製造・利用設備を導入する設計・施工の請負契約(以下、本プロジェクト)を締結したことをお知らせいたします。
本プロジェクトは、カーボンニュートラル技術の社会実装と事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)への活用を通じて、都心高層複合ビルの付加価値向上を図るものです。飯野ビルディング屋上において、既設の太陽光発電設備※2による電力を蓄電池に貯蔵し、水電解装置によりグリーン水素を製造、さらに燃料電池を用いて発電を行います。発電した電力は、平常時および非常時の双方において建物内で活用するとともに、エネルギーマネジメントシステム(EMS)を導入し、各設備を最適に制御することで、エネルギーの効率的な運用を実現します。
飯野海運は、公益財団法人東京都環境公社 東京都地球温暖化防止活動推進センター(愛称:クール・ネット東京)※3が交付する助成金「グリーン水素製造・利用の実機実装等支援事業」※4を活用し、グリーン水素設備を導入します。高砂熱学は、グリーン水素設備一式にかかる設計・施工を担当します。
今後は、詳細設計、機器製作、施工を順次進め、2027年3月初旬の引き渡しを経て、同3月中旬より運用を開始する予定です。
■事業名 :飯野ビルディング グリーン水素設備導入事業
■設備運用開始 :2027年3月
■システムフロー:
■飯野ビルディングについて https://www.iino.co.jp/kaiun/service/estate/buil_iino.html
施設名称:飯野ビルディング
所在地 :東京都千代田区内幸町 2-1-1
主要用途 :事務所・商業・ホール・カンファレンス・駐車場
敷地面積 :8,027 ㎡
延床面積 :103,826.88 ㎡
階数 :地上 27階、地下5階、塔屋2階
構造 :鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工 :2014年10月
※1グリーン水素とは
太陽光発電等の再生可能エネルギーを用いて水を電気分解し製造される水素。使用時だけでなく製造時にもCO2(二酸化炭素)を排出しない環境にやさしいクリーンエネルギーです。
※2 2022年5月17日:飯野ビルディング太陽光発電設備の運用開始について
https://www.iino.co.jp/kaiun/news/files/20220517100505266s.pdf
※3 公益財団法人東京都環境公社 東京都地球温暖化防止活動推進センター
https://www.tokyo-co2down.jp/
※4 東京都補助金「グリーン水素製造・利用の実機実装等支援事業」
https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/green_hydrogen/
2050年に目指す脱炭素社会を支えるグリーン水素の普及拡大を目的として、グリーン水素の製造及び利用に必要な一連の設備等の導入を促進する事業です。設備を導入する事業者は、登録されたモデルプランから自社に合うプランを選択し、その事業費に対して助成金が交付されます。本プロジェクトは、高砂熱学が2023年に提案し採択された「B-2 パッケージモデルプラン」に当たるものです。
【飯野海運株式会社について】https://www.iino.co.jp/kaiun/
1899年に創業し、外航海運業・内航海運業・不動産業を展開しています。海運業では全世界で輸送サービスを展開しており、合計90隻の船舶を保有・運航しています。不動産業では、東京都心に6棟、英国ロンドンに2棟のオフィスビルを保有し、自社または他社と共同での運営・管理を基本として、高品質なオフィスを提供しています。また、米国で2棟の不動産案件に出資しています。
飯野海運は、中期経営計画「Transformation for a Sustainable Future」(計画期間:2026年4月~2031年3月)において2050 年までにカーボンニュートラルを達成する目標を掲げ、不動産業においてはScope1(直接排出量)およびScope2(エネルギー起源間接排出量)の温室効果ガス排出量総量を2030年度までに2013年度比75%削減する目標を掲げています。当社は引き続き持続可能な社会の実現に向けた取組みを進めてまいります。
【高砂熱学工業株式会社について】 https://www.tte-net.com/
1923年創立以来、空調設備の設計・施工を中心に、人に優しい快適空間の創出、高度に管理された生産工程環境の構築、AIを活用した設備の最適な運転や省エネのコンサルティングなど、建物ライフサイクル全般にわたってのトータルなサービスを展開。グループパーパス「環境革新で、地球の未来をきりひらく。」のもと、心地よい環境を創造する「環境クリエイター®」として脱炭素・サステナブル社会の実現に寄与する技術・サービスの創出に取り組んでいます。
「高砂熱学グループ長期ビジョン」では、従来培った知見を活かし、エネルギーを「つくる」「ためる」「つかう」、それらを「ツナグ」、新たな「カーボンニュートラル事業」を成長事業と位置づけています。自社製の水電解装置「Hydro Creator™」(1~100N㎥/h、固体高分子形)やEMSをツールに、地産地消エネルギー供給モデルの社会実装を目指しています。
【お問い合わせ先】
飯野海運株式会社
ビル事業部 TEL 03-6273-3187(直通)
高砂熱学工業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 TEL 03-6369-8215(直通)
以上