風力推進補助装置(ローターセイル)のリース事業について市場調査開始
Norsepower Oy Ltd.
飯野海運株式会社
みずほリース株式会社
Norsepower Oy Ltd.(本社:フィンランド・ヘルシンキ、CEO:Tuomas Riski、以下「ノースパワー社」)、飯野海運株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷 祐介)、及びみずほリース株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 昭)は、ノースパワー社が製造・販売する風力推進補助装置(以下「ローターセイル」)を対象とした海運会社向けリース事業の市場性を3社で共同調査するための基本合意書を締結しました。
今後、リースサービスの詳細を3社で検討し、リース合弁事業開始を目指します。
【ローターセイルについて】
ローターセイルは、フレットナー・ローターの原理と現代の最新技術を融合したもので、船舶の甲板上に設置したローターセイルを船内電源によってモーターで回転させ、洋上の風力によるマグナス効果で船舶の推進力を生み出し、燃料消費量を削減することで CO₂排出量と燃料費を削減します。
<ローターセイルを搭載した船舶のイメージ(CG)>
【共同市場調査への取り組み意義】
海上の安全及び船舶からの海洋汚染防止等、海事分野の諸問題についての政府間の国際協力を推進するために1958年に設立された国連の専門機関である国際海事機関(IMO)は、2050年頃までにCO₂をはじめとする温室効果ガス(GHG)のネット排出ゼロを目指すという目標を本年7月に掲げました。
既に世界中の海運各社は、船舶燃料を重油からGHG排出量の少ない代替燃料に対応したエンジンを搭載する等のGHG排出削減対策を推進中です。
このような状況下、ローターセイルは新造船・中古船問わず搭載可能な設備であり、重油を燃料とする船舶にも効果があることに加え、代替燃料へ移行後も燃料消費量の節減に効果があるため、今後のマーケット拡大が見込まれます。
ローターセイルのリース事業という革新的サービスにより、海運各社がノースパワー社のローターセイルを船舶に搭載する際、導入形態多様化の一環として、初期投資が不要となるリースという選択肢を増やすことで販路開拓・拡大につながり、ひいては海運業界のGHG排出量削減の一助となることを確信しています。
【会社概要】
Norsepower Oy Ltd. | |
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設立 | 2012年1月 |
本社所在地 | Tammasaarenlaituri 3, FI-00180 Helsinki, Finland |
代表者 | Tuomas Riski, CEO |
事業内容 | ローターセイルの開発、製造、販売、メンテナンス |
飯野海運株式会社 | |
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創業 | 1899年7月 |
本社所在地 | 東京都千代田区内幸町二丁目1番1号(飯野ビルディング) |
代表者 | 代表取締役社長 大谷 祐介 |
事業内容 | 外航海運業、内航海運業、不動産業 |
みずほリース株式会社 | |
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設立 | 1969年12月 |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門一丁目2-6 |
代表者 | 代表取締役社長 中村 昭 |
事業内容 | リース取引および割賦販売取引ならびに各種金融取引 |
【お問い合わせ先】
飯野海運株式会社 事業戦略部 TEL: 03-6273-3067
みずほリース株式会社 経営企画部 TEL: 03-5253-6540
ローターセイルのリースに関するお問い合わせ先:sales@norsepower.com
以上