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海運業

環境配慮型Ice Class VLGC「Lumi Aurora」をBorouge社との長期用船契約に投入開始

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(共同リリース)

2026年10月13日
飯野海運株式会社 / Borouge International

当社は世界有数のポリオレフィンメーカーであるBorouge International(以下、Borouge社)と環境配慮型Ice Class VLGC「Lumi Aurora(以下、本船)」の長期用船契約への投入を開始しました。

本船は、93,000m3型のVLGCでIce Class 1B※に適合する世界最大級の船舶です。北米からPorvoo(フィンランド)など、欧州にあるBorouge社の石油化学プラント向けに、原料としてのブタンやプロパンなどの液化石油ガス(LPG)を輸送いたします。Porvooはバルト海沿岸に位置し、冬季には海面結氷の影響から一般的なVLGCの航行が困難となりますが、本船はIce Class仕様を備えているため、砕氷船の支援を受けながら安全に航行することが可能です。これにより、Borouge社の原料サプライチェーン効率化と、年間を通じた安定的な原料供給の実現に貢献いたします。 

また本船は、2023年からPorvooおよびStenungsund(スウェーデン)向けにブタンの輸送を担ってきた当社の二元燃料主機関搭載VLGC「Oceanus Aurora」に続き、Borouge社の船隊に加わる2隻目のVLGCとなります。

加えて、本船は当社船隊における3隻目のLPG二元燃料主機関VLGCとして、運航状況に応じて液化石油ガス(LPG)または低硫黄燃料を選択して使用することが可能です。主機プロペラ軸の回転を利用して発電する軸発電機モーターの搭載により、船内ディーゼル発電機で使用する燃料や潤滑油の消費量を減らし、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、二酸化炭素 (CO₂) 排出量を削減します。

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Lumi Aurora

飯野海運株式会社 ガス船部管掌 常務執行役員 藤村 誠一コメント
「当社は60年以上にわたる豊富なLPG輸送の経験を生かし、安心かつ安全な海上輸送を実現するだけでなく、最新鋭船の導入を通じて環境負荷低減を図り、当社が目標とする2050年ネットゼロ目標達成に向かって進み続けます。また今回の契約はBorouge社との2隻目の長期用船契約となり、同社と長期的かつ強固なパートナーシップを構築できることを大変光栄に思います。」

Borouge社 Senior Vice President Base Chemicals, Thomas Van De Velde氏コメント
「グローバル市場から競争力のある原料を安定的に調達する体制の強化は、当社の欧州における基礎化学品事業にとって重要な取り組みです。今回の長期用船契約により、年間を通じたサプライチェーンの柔軟性を確保するとともに、コスト競争力の強化を図ります。また、当社の輸送活動における環境負荷の低減にも寄与します。」

以上

※Ice Class 1B
フィンランドとスウェーデンが定める冬季バルト海を航行する船舶に対する要件規則である Finnish-Swedish Ice Class Rules 上、砕氷船の支援を受けることにより穏やかな海氷域を航行する能力を有する船舶に与えられる認証。

(問い合わせ先)

飯野海運株式会社 ガス船部
問い合わせフォーム:
https://www.iino.co.jp/kaiun/contact/form/ 
Borouge International:
Tel: +43 1 22 400 899 (Vienna, Austria)
E-mail: media@borougeinternational.com


飯野海運について

飯野海運は1899年設立の東京に本社を置く海運会社です。飯野海運グループは、原油、LNG、LPG、アンモニア、石油化学製品、乾貨物などのエネルギー資源およびその関連製品の輸送に特化した船主およびオペレーターとして、全世界で輸送サービスを展開しており、2026年6月現在、外航ガス船10隻、内航・近海ガス船21隻、ケミカルタンカー33隻、ドライバルク船19隻、大型原油タンカー(VLCC)3隻の合計86隻を保有・運航しています。
液化ガス輸送においては、1960年に日本初の加圧式内航LPG船、1963年に外航LPG船による輸送サービスを開始して以来、60年以上の歴史で培った知見を有しています。以来、LPG、LNG、アンモニア、エタンなどの液化ガス輸送において、長年の経験とプロフェッショナルな人材に裏打ちされた技術力と船舶管理でお客様に安全・安心な輸送サービスを提供してまいりました。
飯野海運グループは中期経営計画「Transformation for a Sustainable Future」(計画期間:2026年4月~2031年3月)において、2030年までに温室効果ガス排出量を2020年度比で20%削減(原単位)、および2050年ネットゼロの達成を目標に掲げており、サステナビリティの取組みを積極的に進めています。
【飯野海運のウェブサイト】
https://www.iino.co.jp/kaiun/index.html

Borouge社について
Borouge International(Borouge Group International AG)は、2026年にBorouge、Borealis、NOVA Chemicalsの統合により設立された、ポリオレフィン分野の世界的なリーディングカンパニーです。
ADNOCの国際投資部門であるXRGおよびOMVを長期株主とし、世界有数の生産供給基盤、競争力の高い原料調達力、独自技術を強みに、消費財、インフラ、エネルギー、モビリティ、先端産業分野など幅広い分野において、高性能で信頼性の高いポリオレフィン製品・ソリューションを提供しています。
また同社は競争力のある事業資産、グローバルな事業ネットワーク、高度な技術力を組み合わせ、世界の主要成長市場における顧客ニーズに応えています。本社をオーストリア、地域統括本部をアブダビに置き、北米およびアジア太平洋地域にも事業拠点を展開しています。
【Borouge 社のウェブサイト】
https://www.borougeinternational.com/