飯野海運の創業は、およそ120年前の1899年にまで遡ります。
120年もの間続く老舗の海運会社と聞くと、「堅実経営」という印象を持たれるかもしれません。しかし海運業は、原油価格や政治情勢といった市況に左右されやすいビジネス。飯野海運の歴史も、必ずしも順風満帆だったというわけではありません。
飯野海運はその長い歴史の中で、本業を支え安定的な収益を生み出すために不動産事業に進出したのをはじめ、多角化経営にも乗り出し、様々な時代(Era)を乗り越えてきました。
飯野海運が多くの困難な時代を乗り越えてこられたのは、大自然を相手に臨機応変に対応する船の航海と同じように、時代の変化に対応してきたその柔軟性があったからに他なりません。