海運業

ドライバルク船

飯野海運グループは遠洋から近海にわたる幅広い水域で、不定期船・専用船サービスを提供しており、その輸送貨物は、発電用石炭(一般炭)や原料炭、穀物、製紙原料用木材チップ、また、肥料、木質バイオマス燃料、建材原料等、多岐にわたります。

貨物によって異なる顧客の輸送需要に的確に対応するため、その船隊は、中・小型ばら積み船から木材チップ専用船に至るまで多様な船種により構成されています。

発電用石炭(一般炭)輸送においては、わが国が海外炭の輸入を開始した当初からその輸送に携わっています。現在は、国内電力会社向けにオーバーパナマックス型(旧パナマ運河を通航できない中型船型)を中心とした専用船を含む船隊にて、安全で安定的な一般炭輸送に取り組んでいます。

肥料輸送においては、かつて、大量輸送が求められた時代にはパナマックス型の肥料専用船を保有・運航していましたが、現在では2万8千重量トン型から4万2千重量トン型を中心とする小型ばら積み船により、顧客の輸送需要にフレキシブルに対応しています。また、これらの小型ばら積み船は、肥料以外にも多種多様な貨物を積載しており、お客様の大切な貨物輸送において、ワールドワイドに活躍しています。

製紙用木材チップ輸送にもいち早く着手し、世界各国から木材チップの輸送を行っています。また、ベトナムでの植林事業へ出資を行うなど、製紙原料の調達にも関わっています。

飯野海運グループは、輸送需要にあわせた多様な船種からなる船隊を運航し、乾貨物の分野においても安定輸送に今後も携わってまいります。

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