海運業

ドライバルク船

飯野海運グループは、遠洋から近海にわたる幅広い水域で、不定期船・専用船サービスを提供しており、その輸送貨物は、発電用石炭(一般炭)、肥料、製紙原料用木材チップなど多岐にわたります。

貨物によって異なる顧客の輸送需要に的確に対応するため、その船隊は、中・小型ばら積み船から木材チップ専用船に至るまで多様な船種により構成されています。

近年の新興国の経済成長に伴い輸送量が増大している一般炭輸送では、わが国が海外炭の輸入を開始した当初から、その輸送に携わっています。現在は、国内電力会社向けのオーバーパナマックス(8万重量トン)型の専用船を中心とした船隊を運航し、安全で安定的な一般炭輸送に取り組んでいます。

肥料輸送においては、かつて、大量輸送が求められた時代にはパナマックス型の肥料専用船を保有・運航していましたが、現在は28(2万8千重量トン)型から38(3万8千重量トン)型までの小型ばら積み船により、顧客の輸送需要にフレキシブルに対応しています。こうして、常に顧客ニーズに合わせた輸送体制を整えることにより、わが国の肥料輸送における地位を確固たるものにしています。

製紙用木材チップ輸送にもいち早く着手し、世界各国から木材チップの輸送を行っています。また、ベトナムでの植林事業へ出資を行うなど、製紙原料の調達にも関わっています。

飯野海運グループは、輸送需要にあわせた多様な船種からなる船隊を運航し、乾貨物の分野においても安定輸送に今後も携わって参ります。

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