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建築デザインの粋を結集した飯野ビルディングの新たな旅立ちにふさわしく、その美しさと響きあうアートの数々。
イイノの森および館内に点在する国内外の著名アーティスト
による質の高い作品が、来訪者の心に迫ります。
平田 五郎
空を見るために
イイノの森のためのミナレット
旧飯野ビルディング(1960〜2008)の柱型に使用されていた白御影石を光の塔(ミナレット)として再生した作品です。「船(新社屋)」に対しての「灯台」を暗示。夜間には内部に灯がともり光を溜める器(クリスタルの小彫刻)が浮かび上がります。
レアンドロ・エルリッヒ
The Pond
飯野海運のケミカルタンカーのタンクで使用する特殊なステンレス(SUS316L)を磨いて「美しい池」に見立てた作品です。ランドスケープの一部を成し、作品は時に水で満たされ、風や光が動きを与え、実際の池にはない鮮明な映り込みが出現します。作品を観ながら回遊できる体感型の作品です。
渋谷 清道
12ヵ月の精霊たちが集うかがり火
作家自身の宇宙観を表現。「かがり火」の形状には普遍性に対する思いが込められています。作品のモチーフが光床に広がり、夜間には照明効果によりドラマティックな空間が出現します。
レアンドロ・エルリッヒ
Cloud
「大海原に浮かぶ自由な雲」を10枚のガラスにより立体的に表現。内蔵するLEDライトの変化により幻想的な雲を出現させます。また、この作品は防風スクリーンとしても機能しています。
山本 一弥
spiral point
海に見立てた広場に、渦をモチーフにした作品を配置。角度によりきらめく塗装には貝殻の粉が含まれており、海のイメージが見え隠れします。
小谷 元彦
New Born"Halo"(hhs)
海洋生物をモチーフとした作品。タイトルの「新生」「光輪」を暗示し、更に船のスクリューのイメージも内包した多層的な意味を持っています。
スザンナ・ニーデラー
ECHO
イイノホールからの音の響きをイメージしたブロンズ作品です。響き合う形はランドスケープと調和し波紋のような広がりを感じさせます。