先人たちが築き上げてきた歴史と信頼を、次の時代へ。

INTERVIEW
イイノマリンサービス 取締役 保船部長 兼 油槽船管理室長
H.H.
商船学部 卒 1990年入社

現在の仕事内容

イイノマリンサービスは、飯野海運の船の安全運行をサポートしている船舶管理会社であり、主な事業としては船の整備、修繕作業、海技支援、船員の供給を行っています。個々の管理船の整備はそれぞれ保船監督が担当しており、私は保船部長として、全体で10名の保船監督を束ねる役割を担っています。
飯野海運グループでは、会社の理念として「安全が社業の基盤」と謳っています。そのため、安全運航には何よりも注意しており、そのためには私たちが船の整備をしっかりと行う必要があります。船は陸上と異なり、電気や水などのすべてを海上でまかなわなければなりません。船を安全に動かすために必要なもの、乗組員の生活のために必要なものなど、船の中にはいろいろな機器があります。それらの整備計画を立案し、整備を実行していくことが私たちのミッションです。

社会に不可欠なものを運んでいる自負

入社後3年は機関士として船に乗り、それから一度目の陸上勤務を3年経験。その後、海上復帰して6年間勤めた後、2004年から現職に就いています。船に乗っていた時には、すべての時間が貴重な経験でした。船の上で眺めた朝日や夕日の美しさは忘れられません。今でも自分の本職は海上職員だという気持ちを持ってはいますが、海上でも陸上でも、石油やガスなど世の中にとってなくてはならないものを運んでいるのだという自負を持ちながら仕事をしてきました。
海上勤務だけでは、目の前の仕事やトラブル対応などで手一杯になり、自分の仕事を本当に理解することは難しいものです。私は陸上勤務を経たからこそ、自分たちの仕事の重みを知ることができました。また、陸上勤務を経たことで、自分は飯野海運の一員なのだという感覚も強く持つことができました。

歴史と信頼を引き継いでいく

飯野海運グループは、約120年という長い歴史を持った船会社です。社員数が多すぎず、かつ少なすぎないため、自分たちの会社に親しみを持つことができます。海外においても飯野海運というブランドは広く認知されており、それは多くの先人たちが築き上げてきた信頼の証なのだと考えています。広く名前を知られていることに、驚かされることも少なくありません。
外国人の乗組員が増えていますが、日本人の乗組員はこれからも必要とされます。なぜならば、安全運航を達成するという意識において、間違いなく日本人の乗組員はナンバーワンだからです。飯野海運の社員は小さいことにこだわらない、大きな目標を見据えている人が多いと感じます。プライドを持ってチャレンジし、長い歴史と信頼をこれから先の時代に引き継いでいただきたいと思います。

ある1日の仕事

07:30
出社
出社し、まずはメールチェック。船からの報告すべてに目を通す。
08:30
タスク整理
その日行うべきタスクを整理する。
09:00
定例会議
韓国事務所との定例会議を行う。
09:30
報告書確認
各船から上がってくる報告書の確認を行う。
12:00
昼食
 
13:00
ミーティング
日によって異なるが、本社や部内でのミーティングを行うことが多い。
18:00
退社
OFF TIME!!

基本的には自宅でゴロゴロしていることが好きなのですが(笑)、月に2回程度はゴルフに行きます。会社の仲間と行くこともあれば、昔からの友人や、いろいろな業種の知人と行くこともあります。コースを回りながら、リラックスしていろいろな話をしている時間が好きですね。

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