今日も安全に船が動くそれが私の仕事の成果

INTERVIEW
ケミカル船第一部
A.K.
文学部 卒 2016年入社

現在の仕事内容

ケミカル船第一部は、自社の船や借りてきた船をお客さまに貸し出すオーナー業を行っており、それら船隊の整備および採算の管理を私の部署で担当しています。入社1年目には自社船を主に担当し、トラブルの有無の確認や採算の管理をおこなっていました。現在はそれに加え、社外のお客さまも担当させてもらい、契約関連の業務も関わりが増えてきました。
毎朝出社すると担当している船や運航業務を行うオペレーターからのメールをチェックするところから一日の業務が始まります。何らかの問題が起きている場合には、契約書にもとづいて対処を行うことも私の役割です。
この仕事の難しさは、何といっても先が見通せないこと。天候も変わりますし、マーケットも目まぐるしく変化します。アメリカをハリケーンが襲ったときには、プラントの営業が止まり、船のニーズが変わり、中東やアジアのマーケットにも影響を及ぼしたこともありました。

“何も起こらない”という成果

この仕事の醍醐味はダイナミックさにあります。扱う金額は大きく、たった1日船が止まるだけでも、数百万円のコストが発生してしまうことがあります。ですが、私たちのちょっとした工夫によって、船が止まってしまう時間を短縮することも可能です。点検がきちんと行われているかどうかをチェックしたり、万が一に備えて適切な保険をかけるなど、やり方はいくつもあります。平和な日本に住んでいると想像しにくいですが、中東の海賊が出没する海域を通るときには、保険としてセキュリティガードも必須です。
何も起こらないことが理想なので、少し特殊な仕事かもしれません。また、担当している船は世界中を回っており、日本に来ることもほとんどありません。ですが、シンガポールなどに海外出張して船の定期点検に立ち会うことなどもありますし、船長やオペレーターとは密にコミュニケーションを取っています。陸上にいながら、世界とつながっていることを感じられる仕事です。

好奇心が大切な仕事

飯野海運の強みは、組織が大きすぎない適度な規模感です。どこの部署が何をしているのか、簡単に耳に入り、横の連携も簡単に取ることができます。例えば新しいビジネスを始めようという際にも、別の部署での経験やノウハウをすぐに共有してもらうことが可能です。私はケミカル船を担当していますが、船の種類が変わるとルートや港、仕事のやり方も違うため、ほかの部署でどのようにしているのか触れることで学べることも多いです。
マーケットの先を読むことも含めて、この仕事では好奇心がとても重要です。ある事象に対して、どうしてそうなるのだろう、どうなっていくのだろうと考える姿勢は、私もまだまだ足りない部分があると認識しています。常にアンテナを高く張りながら、トラブル回避やコスト削減に取り組むことで、会社全体の採算に貢献していきたいです。

ある1日の仕事

09:00
出社、メールチェック
毎日150通前後のメールをチェックし、船の状況を確認する。
09:30
メールチェック+トラブル対応
メールの内容を確認し、緊急性の高いものからトラブルの対応を行う。
12:00
昼食
13:00
会議
毎週部内で会議を実施。各担当船の現状確認や採算、トラブル対応、マーケット分析などを英語で行う。
15:00
午前中の仕事の続き
トラブル対応の精算関係業務、金額の交渉などを行う。
18:00
退社
OFF TIME!!

大学時代からスキューバダイビングを続けています。大学時代は、夏休みに1ヶ月ほどかけてダイビングに費やすこともありました。今はさすがにそこまで長期間はやりませんが、連休を取って、友人と一緒にダイビングに行くことはあります。また、ダイビングに限らずアウドドア全般が好きで、休日はキャンプしたり、海に行ったりとアクティブに過ごしています。

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