イイノガストランスポートは飯野海運グループにおいて、小型ガスタンカーを中心に内航・近海の海上輸送を専門的に担当している会社です。国内外のLNG、LPGといった燃料系ガス、石油化学製品の原料となるプロピレン、塩化ビニルモノマーなどの石化ガス、硫黄の輸送を行っており、まだ入社して年数の浅い私は先輩から教えてもらいながら、一つひとつの仕事を学んでいるところです。
この仕事の特長は、船長や船員、お客さまとの距離が近い点が特徴であり、大勢の人と関われるところが魅力だと感じています。日中の主な業務は担当船の船長と気象・海象について情報を共有し、港の方々や顧客へ船の運航状況を的確かつ分かりやすく伝えることです。私は営業として、日本全国に散らばる多くの関係者と的確にコミュニケーションを取ることで、安定輸送を支えています。船の構造や荷物の性質、それらに関係する法律・国際ルールから、燃料油の性質や環境対策など覚えるべき知識は非常に多く、入社1年目からすべての業務を一人で行えるわけではありません。ですが、困ったことがあれば上司や机を並べる海上職の先輩社員からすぐにアドバイスをもらうことが可能です。

私が携わっている内航・近海海運の仕事は、一つひとつの航海が短い分、他の海運営業よりスピーディーかつ的確な情報共有が求められます。入社前は長距離の外航の仕事をイメージしていましたが、現在の部署に配属になって、内航・近海海運の方が短期間で多くの仕事を経験できるため、成長速度が早いと考えています。
飯野海運の特徴は、少数精鋭であり、若手でもすぐに仕事を任されること。実際に、私は入社1年目で5隻の船を担当させてもらえています。また、現在はある顧客との契約更改に向けて先輩の商談に同行しているのですが、「どんな提案ができるか考えてみろ」と、億単位の金額が動く提案に関わらせてもらいました。これほど責任ある業務を任される環境だとは入社前には想像していませんでした。組織がコンパクトで一体感が強く、船と陸との連携を取りやすい点は飯野海運の大きな強みですが、個人としても成長機会に満ちた環境だと感じています。