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IINO LINES

まず知ってほしい、
飯野海運のこと

飯野海運の
特徴と強みとは?

飯野海運は海運業界で120年以上の歴史があり、国際的な海運業務を展開しています。飯野海運は、貨物船やタンカーなどの海上輸送を主要な業務としており、さまざまな種類の貨物を国内および国際の港湾間で運搬しています。それだけでなく、市場的な安定性の高い不動産業ももう一つの核とした二輪での事業経営を行っています。

しかし、それだけではありません。
ここでは、飯野海運の特徴と
それがどのような意味を持っているのかを解説します。

01

Chapter 01

海運業について

海運業=日本と世界のインフラ

日本は資源に乏しい国であり、鉄鋼、石油、天然ガス、石炭などの重要な資源を海外から輸入しています。海運業はこれらの資源の輸送に不可欠であり、エネルギー供給や工業生産に必要な資材の確保に寄与しています。

主な資源の対外依存度

以下のように、エネルギーや衣服、食糧に至るまで、非常に多くの資源を輸入に頼っているのが、日本という国です。 その貿易の99.6%を担っているのが、我々のような海運業なのです。

鉄鉱石

原油

石炭

天然ガス

綿花

大豆

木材

出典:日本海事センター

海運ビジネスとは

モノを運ぶことだけが海運業ではありません。船を貸したり売ったりすることも海運業界のビジネスです。そんな海運業界では、常に世界情勢や環境問題、市況の変化とともにあります。日本人の生活を支えるインフラである社会貢献性や海という唯一無二のフィールドがあることと同時に、波の激しい業界としても知られています。

グローバル

社会貢献性

海と船が舞台

一方で・・・・

リスクの多い事業環境

天候リスク

天候によって思い通りの運航ができない

24時間体制

常に世界のどこかに船があり管理の必要性

地政学的
リスク

攻撃や乗っ取りのリスクのある地域の存在

市況の影響

世界の景気とは切っても切り離せない

為替、
原油価格

貿易に関わる物価や為替の変動による上下

そんな海運業界で、私たち飯野海運は
どのようなポジションで、何を強みにしているのか。

02

Chapter 02

飯野海運について

飯野海運を把握するための
6つのキーワード

創業
1899年

120年以上の歴史の中で、海運業と不動産業の両輪事業(IINO MODEL)を展開し、様々な価値を提供してきました。

安定性を生み出す
海運と不動産の二軸経営

業界最大級の船隊を誇るケミカルタンカー、東京都心部一等地におけるオフィスビル賃貸など、それぞれの事業に強みを持ち、安定的な収益モデルを確立しています。

「海運準大手」「海運中堅」
独立系

飯野海運は大きな企業グループに属しておらず、意思決定が速く、柔軟性があります。これにより、市場の変化や機会に素早く対応できることがあります。

顔と名前が一致する規模
少数精鋭

大手の海運会社に比べて、規模が大きくないからこそ、「みんなの顔と名前がわかる」組織です。スピード感や一体感を持って事業に取り組んでいます。

最も力を入れること
安心・安全

飯野海運では安全こそが社業の基盤であるという考えから、海運業においてハード・ソフトの両面にわたり、安全を確保するための対策に最も力を入れています。

名前は知られていないけど
3大海運会社に次ぐポジション

少数精鋭ながら、120年以上の歴史を絶やさず、業界の中でもTOP5の位置に居続けられているのが飯野海運。そこには一人ひとりの質の高い仕事と挑戦があるのです。

飯野海運は、複数のグループ会社から成り立っています。これは、事業の効率化のため、主に業務内容ごとに分社化されて運営されているためです。そのため社員も、グループ会社へ出向したり、戻ったり、ということがよくあります。しかしながら、飯野海運と同じフロアにオフィスを構えているグループ会社も多く、出向といっても部署の異動のような感覚です。

03

Chapter 03

飯野海運の2大事業

飯野海運の海運事業

私たちが運ぶモノ

飯野海運では約1世紀にわたる海運業への取り組みによる実績と信頼の声を励みに、安心・安全を追求した輸送サービスとその向上に努めてまいりました。グローバルなネットワークを駆使した効率的な輸送で、多種多様な貨物の長期的、安定的供給を実現しています。 特に、業界トップクラスのケミカル船隊を運航し、全世界で石油化学製品を中心とした液体貨物を輸送しています。

原油

液化ガス

乾貨物

(石炭・木材チップ・肥料など)

石油化学製品

私たちの船

グループ全体で約100隻の運航船を持ち、私たちの強みである「安心・安全」をしっかりと担保できる規模感での運営を心がけています。
また、参入障壁が比較的高いケミカルタンカーに強みを持っており、その割合は競合他社に比べても非常に高く、海運事業の中でも高い安定性を実現しています。

オイルタンカー

原油・石油製品の安定的な海上輸送を行っています。石油エネルギーのほぼすべてを海外からの輸入でまかなっている日本にとって、生命線とも呼ぶことができる事業です。飯野海運は1929年の「第一鷹取丸」竣工以来、石油輸送のパイオニアであり続け、現在も30万重量トン級の大型原油タンカーとプロダクト(石油製品)タンカーからなる船隊構成で、石油エネルギーの安定輸送を支えています。

ケミカルタンカー

中東地域から出荷する石油化学製品輸送でトップシェアを誇る、飯野海運の中核事業のひとつです。飯野海運はステンレスタンクを備えたケミカルタンカーを中心に、メタノール専用船も含め業界トップクラスのケミカル船隊を保有。全世界に広がる航路で、石油化学製品・メタノール・植物油・エタノール・潤滑油といった液体貨物を安定的に輸送しています。

ドライバルクキャリア

遠洋から近海の幅広い水域で、発電用石炭(石炭)、肥料、製紙原料用木材チップなど多岐にわたる貨物を輸送しています。15万重量トン超の大型ばら積み船や中・小型ばら積み船、木材チップ専用船など多様な船種により構成され、新興国の経済成長に伴って輸送量が増大している石炭輸送では、日本が石炭の輸入を開始した当初から輸送に携わっています。

大型ガスキャリア

冷凍タンクや冷却設備などを備えた大型のガスキャリアを中心とした船隊により、LPG(液化石油ガス)やLNG(液化天然ガス)などの液化ガスを輸送している事業です。当事業においても飯野海運は業界のパイオニアであり、LPG輸送においては世界の主要輸入国である日本・韓国・中国向けの輸送を中心に、LPGの海上パイプラインとしての役割を担っています。

ケミカルタンカーに強み

長年の経験とノウハウをもとに、安全・安定輸送を実現し、特に中東から極東・欧州への石油化学製品の輸送においてはトップシェアを誇っています。危険な化学品も運ぶケミカルタンカーは、参入障壁が高く、競合他社でも取り扱い数は限られており、飯野海運の強みです。

安全に全身全霊をかける

飯野海運は安全こそが社業の基盤であるという考えから、海運業においてハード・ソフトの両面にわたり、安全を確保するためのさまざまな対策を実施しています。顧客の貨物を安全に確実に運ぶことで、人々の生活の安心につながると考えています。

飯野海運の不動産事業

不動産部門では、1960年の旧飯野ビル竣工以来、運営、管理、メンテナンスと一貫したサービスを提供してきました。エネルギー効率の向上や防災・セキュリティー対策など、人と環境に配慮した質の高いオフィス空間を提供し、イイノホール&カンファレンスセンター、イイノ・メディアプロの運営を通して、文化創造にも貢献しています。

主な2つの業務

不動産開発企画

土地を買い、そこに建物を建てることを開発企画と言います。ただ建物を建てるだけではなく、その物件をどのように活用するか、さらにその街にとって建物はどのような使われ方をするべきかといったようなコンセプトを設計するところから始まります。所持する不動産を売却し、利益を生むことも開発企画の事業の一環です。

ビル事業

ビル事業部では、主に既存6 物件の管理(飯野ビルディング、汐留芝離宮ビルディング、日比谷フォートタワー、東京富士見ビル、飯野竹早ビル、NS虎ノ門ビル)を行っています。ビルに入居するテナントや企業を探し、契約し、ビル館内および地域を盛り上げるようなイベント・装飾の企画をします。テナントに対しての請求業務や日々の相談にも対応します。

飯野海運の主要不動産

飯野ビルディング

2011年10月に開業した新飯野ビルディング建替えプロジェクトでは、「繋ぐ」を開発コンセプトに、旧飯野ビルの継承、周辺環境との調和など「100年先にも愛されるビル」を目指し、サステナビリティ(持続可能性)を重視した最先端の環境性能を取り入れました。

汐留芝離宮ビルディング

天井高3m。ゆとりのある執務室空間を提供します。 執務室からは旧芝離宮恩賜庭園やレインボーブリッジなどが眺望できます。JR浜松町駅から徒歩2分。都内各所や羽田空港へのスムーズなアクセスが可能です。

イイノホール &カンファレンスセンター

飯野ビルディング内に設立され、イイノホールは500席の規模で、ステージに向かって階段状に客席が配置された劇場型の多目的ホールです。落語会、試写会、演奏会といった芸能・文化活動だけではなく、企業や官庁が主催する会議やセミナーなど幅広くご利用いただいております。

スタジオ事業

広尾と南青山に写真スタジオを所有し、プロユーザー向けのレンタルスタジオ事業も行っております。株式会社イイノ・メディアプロ(飯野海運100%出資)がその運営にあたっておりますが、同社は、スタジオ運営以外にも、フォトレタッチ部門を有し、写真に関する幅広いサービスを提供しています。

都内を中心に展開

市況の影響を比較的受けにくい東京都心部の一等地に賃貸オフィスビルを複数所有していることが特徴です。また、自社または他社と共同での運営・管理を基本として、高品質なオフィスを提供しています。

海運のノウハウを活かして

事業としての規模は大きくないだけに、いかに性能が高いビルをつくり、どう運営していくかという戦略性が重要です。ケミカルタンカーの配管にも使用される素材を使い、耐久性を高めるなど、独自の工夫も取り入れています。頻繁にビルを建てる会社ではないため、大量生産ではない良いビルをつくろうとする思いが強いのです。