MENU

INTERVIEW

オフィスビルの価値を高める。
キャリアのすべてを活かしながら。

陸上職

N.A

ビル事業部 ビル事業課
2007年入社
農学部 卒

背伸びすることなく、
等身大の自分でいられる会社。

入社を決めたきっかけを教えてください。

自然に囲まれた環境で育ち、農学部に進学した私は、もともと地方暮らしや自然に関わる仕事がしたいと思っていました。転機は大学時代、ヨーロッパ旅行に行ったときでした。オランダの港町を散策した際に、たまたま日本のコンテナを見かけたんです。異国の地で目にした海運業のインパクトはとても大きく、それ以来、社会のインフラに携わりつつ海外に出ていける海運の仕事に惹かれていきました。

飯野海運は会社の規模があまり大きすぎず、ガツガツしたところもない印象。それを裏づけるように、面接での会話や人事担当者とのメールはとても人間くさく、温かなものでした。この会社なら背伸びせずに働くことができると感じ、入社することに決めました。

ハード・ソフト両面から
ビルの価値を高める。

現在はどのような仕事をされていますか?

不動産部門に所属し、オフィスビルのPM(プロパティマネジメント)業務に従事しています。具体的には、所有するオフィスビルへのテナント誘致や既存テナントとの関係構築および再契約の交渉、その他管理・運営に関する業務全体に関わり、ビル全体の付加価値向上に向けた検討を行っています。

付加価値向上には大きく2つのアプローチがあります。一つはハード面の施策です。例えば、ロビーやトイレなど共用部のメンテナンス・リニューアルを立案し、グループのビル管理会社に工事を依頼します。もう一つはソフト面の施策です。屋外の余剰スペースを有効活用してキッチンカーを出店したり、イベントを開催したりしてビル全体に賑わいをつくります。こうした一連の施策によって既存テナントの満足度を高め、「他のビルではなく、このビルで働きたい」と感じていただければ、安定的な家賃収入が見込めるのです。

今の私があるのは、
たくさんの成長機会に恵まれたから。

これまでのキャリアの中で、印象に残っていることは?

いくつもの成長機会に恵まれたことです。最初の転機は入社4年目に訪れた、飯野ビルプロジェクトチームへの異動です。ビル新築工事はまたとない機会でしたが、建築の技術面についてほとんど理解できませんでした。それ以来、就業時間外で建築の勉強に取り組むようになり、会計業務のグループ会社であるイイノマネジメントデータに出向した後も、連結決算業務に従事するかたわら、通信制大学に入学して、平日夜間や土日の隙間時間を利用し建築を学びました。オフの時間を勉強に充てる日々は大変でしたが、充実感に満ちた楽しい日々でした。

大学卒業後すぐに二級建築士を取得しましたが、次は一級建築士取得を目指していることを上司に報告すると、そのための機会をつくっていただきイイノ・ビルテックに出向させてもらいました。おかげさまで、建築工事や営繕に関する2年超の実務経験を積んだことで受験資格を満たし、念願の一級建築士、さらには1級建築施工管理技士も取得することができました。こうして獲得した技術面のスキルは、今の私の大きな強みになっています。

事務系でありながら
建築に精通するスペシャリスト。

これからの目標を教えてください。

新築ビルのプロジェクト、会計業務、施工現場を経験できたことは、現在のPM業務におおいに役立っています。もともと海運部門を志望していましたが、不動産部門で人とは異なるキャリアを歩めて良かったです。今後も引き続き、習得した技術的な専門性・スキルを活かしていくつもりです。事務系でありながら技術的なスペシャリストとして、唯一無二の存在になれたらと思います。

飯野海運の不動産部門は小規模です。だからこそ意思決定の自由度が高く、自分の企画を実現しやすい。私が目指すのは、他社と足並みをそろえたビルではなく、独自性と強みを持ったビルです。所有各物件の付加価値向上に取り組み、「飯野海運のビルだからこその良さ」を増やしていきたいと考えています。